創立50周年記念事業計画書

創立50周年記念事業計画書

スローガン
発信
〜 今こそ我らが、熱く、そして強く、 活気溢れる 次代 ( あす ) のために 〜

 

創立50周年を迎える今

 日本の混乱の中に未来を憂いて新生日本の再建の担い手となるべく1963年10月20日、吉村善三郎初代理事長を中心に総勢45名の若き同志が相集い、鯖江青年会議所が設立されました。1974年に社団法人の認証を得て、社団法人鯖江青年会議所となり、半世紀の時を経て、その熱き想いは脈々と継承され、「明るい豊かな社会の実現」のための運動を展開してきました。本年創立50周年を迎えるにあたり、我々は公益社団法人鯖江青年会議所へと、新たなるスタートをきります。これまでの連綿と続く歴史を改めて認識し、感謝と敬意を表すと共に、温故知新の精神で、 活気溢れる 次代 ( あす ) への 礎となるべく、今こそ我らが、青年としての英知と勇気と情熱をもって行動し発信することこそが大切であると考えます。

 

 2008年に発したリーマンショックやデフレスパイラルによる経済不況、「リーダーのいない日本」と言われ混迷から抜け出せない政治、年々増加する巧妙で悪質な詐欺、いじめなどの地域社会における希薄な関係がもたらす社会問題・青少年問題が取りざたされ、我々が目指す明るく豊かな社会とは言い難い状況が続いています。そして、2011年3月11日に発生した東日本大震災は、この様な時代の中に置かれていた状況に追い撃ちを掛け、我々に迷いや不安、絶望感をもたらしました。それは、我々の地域や活動においても影響は大きく、将来や先行きに不安を感じることをぬぐえないまま、誰もが不安を抱えて生活を送っています。そんな中、今、我々JAYCEEが果たすべき役割とは何でしょうか。また、地域社会はJCに何を期待し、何を求めているのでしょうか。

 その答えを見つけるためにも、個人である「JAYCEEとして」、組織である「JCとして」、まずは、先輩方の熱き想いと行動を歴史の中で振り返り、我々自身が今一度、自分たちの足元を見直し、組織としても強固にしていかなければなりません。こういう時代だからこそ、我々が「明るい豊かな社会の実現」のために、現実から目をそらさず問題に正面から向き合い、今まで以上にまちに目を向け、耳を傾けて、今、このまちや我々自身に何が必要かを的確に判断し、真剣になって議論を重ねることで、様々な価値観から同じ想いを共有することが重要であります。そして、この深刻な社会問題を背負った日本やこの地域に対し、自らが率先して行動し、地域を担うリーダーとしての責任と自覚をもって、子どもたちやまちの人たちが夢を描けるような社会を築くことが、JCの存在意義であり、我々のこの地域においての存在価値が高まると同時に我々の使命だと考えます。

 また、我々の地域にも脈々と受け継がれてきた歴史があり、それらをつくり上げてきたまちの人たちの想いがあります。 まちに暮らす人たちが、まちを愛し、誇りに思い、 共に手を取り合い、助け合ってきた背景があるから、今の まちが、我々が存在しているのです。だからこそ、 我々は、その想いを胸に活動を通して継承し、発信しなければなりません。「歴史なくして今はなし」、それら我々にとっての根本ともいえるものを大切にし、そして活かしながら、活気溢れる 次代 ( あす ) に向け 果敢に挑戦していくことが 、 我々の進む べき 道で す。 次代 ( あす ) の まち の ため 、 そして未来を担う子どもたちの ため に、 次代 ( あす ) の まち がどのようになることを願うのか、そして 未来 を 担う 子ども たち にはどのような大人になって欲しいのかを今一度 、 真剣に 考え 行動し 発信し ていき ます。

 

 私たちのまちを愛し、誇りを持てる子どもたちや大人たちが増え、共に手を取り合い、助け合いながら活気溢れるまちになってこそ、我々が目指す明るい豊かな未来への創造に近づくことができるからです。

 

 

記念事業に関して

 

 鯖江青年会議所は、これまで50年間を築き上げてきた先輩諸兄の絶え間ない努力により、「明るい豊かな社会の実現」のために様々な事業を展開してきました。創立50周年記念事業は、先輩方の英知と勇気と情熱を受け継ぎながら、温故知新の精神で、人とまちの繋がりを大切にし、私たちのまちの活気溢れる 次代 ( あす ) に繋がる 事業を展開 します 。

 

 

記念式典

 記念式典では、これまでの歴史を築いてこられた先輩方、そして、鯖江青年会議所を支えて頂いた関係諸団体、各地青年会議所の方々に感謝と敬意を示すと共に、50年間受け継がれてきた歴史や青年会議所活動にかけた先輩方の想い に、我々の活気溢れる 次代 ( あす ) への熱き 想いを 重ね合わせて 発信することで、来て頂いた方々の心に響かせ、今後の活動に繋げて頂きます。

 

記念植樹式

 鯖江青年会議所は、先輩方の絶え間ない努力により、明るい豊かな社会実現のために、様々な活動を行ってきました。その一つとして、西山公園をまちの誇りとなる公園にしようと行った、桜やつつじの植樹があります。今では、西山公園は、行政や各種団体をはじめ、まちの人たちのまちを愛し、誇りに思う心によって、このまちのシンボル、すなわち心の中心にある存在となっています。我々は青年会議所活動を通して、先輩方、そして、まちの人たちの、まちを愛し、誇りに思う心を継承していかねばなりません。

 そこで、先輩方やまちの人たちへの感謝を示すとともに、その熱き想いを受け継ぎ、未来を担うメンバーへと繋いでいくために、西山公園にて記念植樹式を行います。

 

記念感謝祭

 地域を担うリーダーとして、 まちの人たちがまちを愛し、誇りに思い、夢を語り合い、これからもずっと暮らし続けたいと思える活気溢れるまちの創造を目指す ことが、我々の存在意義であり、使命でもあります。そして、このまちに認められ、必要とされ、期待される鯖江青年会議所にならなければなりません。だからこそ、今まで以上にまちに目を向け、耳を傾けて、このまちに何が必要か真剣に考え、行動し、発信しなければなりません。それこそが、我々が示すまちへの感謝なのです。

 そこで、まちの “たから” である伝統、文化、産業の活気溢れる 次代 ( あす ) を 、 まちの人たちに感じてもらう記念感謝祭を行い、 活気溢れるまちの創造に 繋げます。そのことが、先輩方や、関係諸団体、各地青年会議所に感謝することになるのです。

 

記念事業T

 未来を担う子どもたちは、このまちのかけがえのない“たから”です。そして、活気溢れるまちの創造を目指すために、活気溢れる 次代 ( あす ) を見据えた青少年の育成を行うことが、我々の責務です。だからこそ、今の子どもたちがどのような大人になって欲しいのかを真剣に考えいかなければなりません。活気溢れるまちを創造していく大人とは、それは、郷土愛を持ち、自立と共助で、まちを創造する大人ではないでしょうか。

 そこで、創立50周年の記念事業として、自ら考え行動し、共に手を取り合い、助け合うことのできる心を持った、未来を担う子どもたちを育みます。そして、自分たちのまちを愛し、誇りに思うことのできる大人になるための育成を行います。また、我々メンバーも含め、周囲の大人たちも関わりを持つことで、地域を担う大人としても成長していきます。そのことが、今後の青少年育成の礎となり、活気溢れるまちの創造へと繋いでいくのです。

 

記念事業U

 今年6回目を迎える「さばえ秋HANABI」事業は、想いの詰まったメッセージと共に打ち上げられた花火によって、まちの人たちに心から感動を与え、一人ひとりの想いを重ね協働することの大切さを、まちの人たちに発信してきました。しかしながら手法にこだわり過ぎたため、本来の目的が少しずつ薄れ、我々の想いが参画してくれるまちの人たちにも伝えきれていません。

 だからこそ、初心に返り、創立50周年記念事業として「さばえ秋HANABI」を行ない、まちの人たちの心に響かせ、想いを重ね合わせます。我々の想いをしっかりと発信することで、まちの人たちが、自分たちのまちに誇りを持ち、自分たちのまちに積極的に関わるきっかけを得て、活気溢れるまちの創造に繋げます。

 

記念誌

 鯖江青年会議所設立以来の先輩方の熱き想いを誰もが理解でき、共感できる記念誌を発刊します。また、今年の我々の創立50周年記念事業にかける熱き想いも発信し、活気溢れる 次代 ( あす ) のため、 夢が溢れ、今後 の 活動 を していく中で 見返したくなる 、想い にこだわった 記念誌にします。

 

 最後に、創立50周年として行う記念式典、記念植樹式、記念感謝祭、記念事業、記念誌は、それぞれの委員会が単独で行うのではなく、想いを共有し、全メンバーの心が一つになり、一枚岩になることで、最大限の成果を発揮することができます。それによって、創立以来50年間の想いを受け継ぎ、人とまちの繋がりを大切にした、地域に必要とされ、期待される、公益社団法人鯖江青年会議所になることを確信します。

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